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不動産TV大分 有限会社 ケント興産
GPZ900R純正メーターケースにDefi RACER GAUGE(デフィ レーサーゲージ)φ52油圧計を取付け!
純正メーター
KAWASAKI GPZ900R 特有の異径メーターです。
自分のA9は国内販売ですからスピードメーターが大きくてタコメーターが小さくなっています。

ヨシムラ製デュアルテンプメーターを取付けて早12年。これにて水温と油温を計測しており油温センサーはパルサーカバー下で、水温センサーは純正の水温センサーを取り外してヨシムラ用のセンサーにて測定しています。
ですから純正水温センサーはなくなっているのに、水温計だけが虚しくしかもよく目に入る位置で【無】を表示し続けてきました。
そこで今回、Defi φ52 RACER GAUGE(デフィ レーサーゲージ) 圧力計を純正水温計位置に取付けて、エンジンの油圧をチェックし、いたわってあげましょうとの思いから加工に踏み切りました。
Defi RACER GAUGE(デフィ レーサーゲージ)には色々なメーターがありますが各々単独で作動する仕組みなので余計な操作ユニットなどが不要です。
しかも精度は高いし。(Defiは日本精機ですよ。二輪純正メーターの80%はほとんどここ)
 
電圧計なんかも欲しくなってしまいそうですがここはグッと我慢してこの【油圧計】だけにしておきます。
純正メーターの左側は大切な燃料計ですから!これを取ったら中距離ツーリングや長距離爆走が安心してできなくなります。

今までの作業の詳細はコチラ
純正水温計の取り外し
メーターケースを軟らかい綺麗な布の上で表裏ひっくり返し、裏側にある4本のボルトを取り外してメーターケースを外します。
次にメーター内部の白色躯体が出てきますので、水温計位置を確認して3本のボルトを取り外します。今までの作業は全て#2の+ドライバーです。

ゆっくりと表側のメーターケースをつかみ、白色のメーター躯体と離すと水温計が外れます。
※メーター文字盤は決して触ってはいけません。指紋が残り悲しい気持ちになります。
切削加工
大変勇気が必要です!!!

メーターケースの裏側の水温計レンズ押えの樹脂にマイナスドライバーを押し込んで接着を外します。
メーターケースを持ち上げてひっくり返すとメーターレンズが外れてきます。

さぁ!準備ができました。
作業を開始すれば決して後戻りができません。
人生思い切りが必要です。

ヤスリで削るのは効率が悪いので、ハンダゴテを使いメーターケースを“溶かす”方法を用いました。最初の一撃で“ジュッ”って樹脂の焼けた匂いを嗅ぐとクヨクヨした気持ちもなくなるっちゅうもんです。

メーターケース裏側には射出成形したときの円筋が残っていましたのでそれを頼りにハンダゴテをゆっくりゆっくりと円筋に沿わせながら樹脂を溶かしていきます。
ある程度溶かしたら油圧計を合わせて収めることができるか確認します。
簡単には入ってくれません!
相当広げないと無理みたいです。そりゃそうです!φ(ファイと読みます。パイではありません。パイはπです)52mmですから。

焦りは禁物です。失敗したらメーターケース表側を買わなければなりません。
ゆっくりと確実に油圧計を合わせながら、出っ張り部分を確認しながらハンダゴテで溶かしていきます。
いい感じで押し広がったのでヤスリをあてて成形し、油圧計を取付けてみます。
孔径拡大加工完成
ハンダゴテを用いて溶かしたことがよくわかると思います。
このくらいの程度で十分です。
ここに新しい油圧計をそのまま“ポン”って押し込みますから。
Defi φ52 RACER GAUGE(デフィ レーサーゲージ) 圧力計をメーターケースに仮付け
メーターケース表側の加工は完了しました。
ちゃんと孔径も申し分なく取付けることができました。

しかし問題はまだまだあります!
防水加工をしないと既設メーター側に水分が浸入してしまいます!ですから油圧計とメーターケースはホットボンドを使って固定し且つ防水させます。

それだけではありません。メーター躯体を削ってあげないとこの油圧計は大きいのでメーター躯体におさまらないんです。
照明用の線はカプラー式ですし、ここにも防水処理を施してあげなければなりません。

ですからここまでの作業で全体の1/4完成ってところでしょうかね。
こんな感じ
イヤ〜我ながらうまい加工です。
キレイに取付けることができました。まだ1/4ですけれど。

残された大変な作業がんばります。
SUS304製チーズとニップル(PT1/8)
GPZ系エンジンはクランクケース左側後方に純正油圧警告用センサーが取付けられています。
“イグニッションON”にした時にニュートラルランプの【緑】とその横で【赤】色灯が点灯するのですが、これがその油圧警告灯なのです。
これがエンジン回転中に点灯するときはもう“終わった”時ですので通常は役には立ちませんが折角ついているのでこれも生かします。
そのために、このチーズの出番と云うわけです。

ホームセンターに行って配管コーナーを物色して“1/8”と書いてあるチーズとニップルを手に入れます。
ニップルにはシールテープを2回転巻いてチーズにしっかりと固定します。
このシールテープの端布がクランクケースの中に絶対入らないようにしないと、クランクシャフトメタル部分に入り込んだりした場合、最悪コンロッドが回らなくなってエンジンが壊れてしまいます。
何事も慎重に且つ大胆に!点検・測定・確認を怠らずに組上げていきます。
Defi φ52 RACER GAUGE (デフィ レーサーゲージ)圧力計取付け
メーターケースを加工しまくって既設水温計位置に取付けました。
横からみるとこれだけ外に飛び出ます。

メーターケース(黒色)を取り外したメーターユニット(白色)は孔開け加工・防水処理を施さなければならないのでものすごく大変です。
『もう一度ヤレ』と言われたら・・・絶対やりません。やりたくないです!それぐらい大変な作業です。油圧計を押し込む部分のメーターユニットを完全に切り離していいのであれば簡単なのですが、メーターケースをかぶせなければならないので“リブ”になる部分は残さないといけません。
しかもヤスリでガンガン削ることができるのであれば何も考えなくてよいのですが既存のスピードメーターやタコメーターを取付けたままの作業でしたので削りカスが浸入してはいけません。もう慎重な作業ですよ。
今思うと、全部外してメーターユニット単体にして加工すればストレスなく出来たのかもしれません。
自分は“ハンダゴテ”を多用して融かしながら加工しましたから削りカスは出なかったのですが微調整にヤスリを使いました。
メーターケース裏側
普段目にすることのないメーターケース裏側です。

既設水温計には配線が3本なされていました。
1本は【茶】線でメーターを動かす動力線つまりイグニッションONで導通のある線です。
1本は【黒/黄】線でマイナスのアース線
残りの1本は【黄/白】線で、これはサーモスタットに付けてあった純正水温センサーの電気信号線ですので長いこと使っていなかったものです。

Defiの圧力計には動力線として【4本】が必要です。
【赤】→常時電源(バッテリー直結線)
【橙】→イグニッションONでの導通線
【白】→スモールライトONでの導通線
【黒】→アース線

既設水温計を取り外すとわかるのですが、文字盤の基礎は透明アクリル板です。これの端から光を差し込んで文字盤の文字が光る仕組みです。
既設水温計は取り外したわけですから、メータ文字盤を照らす必要は無いわけです。
そこで水温計用の電球を取り外し線を切断します。
【赤/青】線と【黒/黄】線です。
必要なのは【赤/青】線でこの線が“スモールライトONでの導通線”なわけです!

下調べは出来ましたから、【赤】線以外は全て既設電線に結線すればメーター内で収めることができますので大変すっきり!します。
しっかり結線して絶縁テープを巻いてそれからメーターケースを締めて4箇所+ネジで締めれば出来上がりです。

Defiのメーターから外に出ているのは【赤】の常時電源線(黒色のスパイラルチューブを巻いています)と油圧信号線だけです。
こぼれるオイル量
純正油圧センサーを外すにあたり、気持ちを落ち着け24mmのメガネレンチを使い、ある程度緩めてから手でクルクル回しながら取り外すのですが、最後これで外れるって時にオイルが出る量はこんなものです。
『テロッ〜』って感じで出てくるだけです。別に勢いよく吹き出したりはしませんが必ずエンジンが冷えている時に作業をしましょう。あたりまえですがね。
純正油圧センサーとDefi(デフィ)油圧センサーの共存
いい感じです!
あまり飛び出さずに且つスマートにそれぞれを取付けできました。Defi(デフィ)センサーには融着テープをしっかり巻いています。中はホットボンドで完全防水!
エンジン始動
取付け完成しました。
本当は12月いっぱいを使って作業をしようと計画していたのですが、早くエンジンを動かして油圧を見たくなったので組んでしまいました。

エンジンが冷え切っていたときの油圧は200kPaで、ある程度暖機がなされて油温が35℃、水温が62℃になった頃には油圧は写真の様に100kPaまで落ちました。
だからです!
長い長時間アイドリングをしてはいけない理由は!!!

油圧が立たないからオイルポンプでシリンダーヘッドのある高い位置までオイルを吐出するのは大変な事なわけです。
吐出圧が低いのに長いことエンジンを動かしているとカムシャフト、ロッカーアームにオイルが廻らなくなるから金属同士の打刻になり最悪“カジル”ってことになるわけです。

GPZ系エンジンの特徴ですが左側(サイドスタンド側)にカムチェーンが通っているためサイドスタンド状態でアイドリングをすることは折角シリンダーヘッドに貯まっている僅かなオイルを全部カムチェーントンネルを伝わせて、クランクケースに落とすってことになるわけです。

長いこと同じMACHINEを触っていると、色々なことがどんどんわかってきます。
皆さんも一つのモノを大事にしてみて下さい。きっと色々なことがわかってきますから。
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